キャリア形成

公務員のライフデザイン

年休が余ったら、来年に持ち越せる?公務員の「年次休暇」の日数と繰り越しを条文で確かめる

10月、勤務管理の画面で年休の残りを見て、12月で消えるのか来年に回せるのかが気になった人へ。一般職の国家公務員の年休は1年20日で、区切りは1月から12月。使い切れなかった分は20日まで翌年に持ち越せますが、持ち越し分は翌年かぎりです。年の途中で採用された人の日数、1時間・15分単位の取り方(半日の単位は無い)、職場の承認と「公務に支障」の線、地方公務員と自衛官の扱いまで、勤務時間法と人事院規則15―14で確かめます。
公務員のライフデザイン

身内の不幸、結婚、夏休み。年休を減らさずに何日休める?公務員の「特別休暇」を条文で確かめる

夜に身内の訃報が届いた。明日から何日休めるのか、残り少ない年休を削るしかないのか。国家公務員が身内の不幸で休むときは、年休とは別の特別休暇です。配偶者7日、父母5日、子5日、祖父母3日。遠方の葬儀なら往復の日数を足せ、給与も減りません。結婚は連続5日、夏休みは7〜9月に原則連続3日、ボランティア年5日や災害のときの休みもあります。要件に当たれば職場は原則として承認する決まりです。地方公務員は条例で確かめます。人事院規則15―14と関係法令で確かめます。
公務員のキャリア・転職

上司の言動がつらい。これってパワハラ?公務員が相談できる窓口と「不利に扱われない」決まりを条文で確かめる

みんなの前で大声で叱られる。何度直しても、どこが悪いのか教えてもらえない。これは指導なのか、パワハラなのか。相談したら評価や異動で不利になるのではないか。公務員のパワハラは、力の差・仕事に必要な範囲を超える・苦痛や環境の悪化の3つで見られます。国家公務員は職場の相談員にも人事院にも相談でき、相談したことで不利に扱ってはいけないと規則に書かれています。人事院の相談でできること・できないこと、地方公務員の人事委員会・公平委員会、自衛官の防衛省の窓口、相談の前に残しておく記録まで、人事院規則10―16と13―5で確かめます。
公務員のスキルアップ

人事評価、何をどう見られている?公務員の「能力評価」と「業績評価」を条文で確かめる

公務員の人事評価は、年に一度の書類仕事ではありません。昇任・昇給・ボーナス・分限のすべての土台として法律に書かれています。国家公務員なら、10月から翌年9月を1年として、発揮した能力を見る能力評価と、半年ごとの業績評価の2本立て。ほとんどの職員は6段階で、求められる水準に届けば下から3つ目以上が付きます。低い評語は必ず本人に開示され、苦情も申し出られ、記録は5年残ります。地方公務員と自衛官の違いまで、国家公務員法70条の2〜70条の4と人事評価の政令・内閣官房令を条文で確かめます。
公務員のキャリア・転職

60歳で一度退職して、短時間で働き直す?公務員の「定年前再任用短時間勤務」を条文で確かめる

定年が延びても、60歳以後の働き方はフルタイムで残る一択ではありません。60歳を過ぎていったん退職し、週15時間30分から31時間の短時間の職で働き直す「定年前再任用短時間勤務」があります。退職金は定年退職と同じ率で出る一方、任期中はフルタイムに戻れず、昇給も扶養手当もなく、期末手当の率は100分の71.25に下がります。地方公務員の条例と自衛官の違いまで、国家公務員法60条の2・退職手当法附則12項などを条文で確かめます。
公務員のライフデザイン

育休から戻るとき、フルタイム一択じゃない?公務員の「育児短時間勤務」と「育児時間」を条文で確かめる

育休明けの面談で「4月からフルタイムですね」と言われる。でも選べるのは、フルタイムか退職かの二択ではありません。週の形ごと短くする「育児短時間勤務」と、毎日2時間まで抜けられる「育児時間」があり、どちらも子どもが小学校に上がるまで使えます。3歳までではありません。年77時間30分の枠が2026年4月から倍になったこと、ボーナスのもとになる額はフルタイム相当に戻すこと、自衛官は片方しか使えないことまで、国家公務員育休法12条・26条などを条文で確かめます。
公務員のライフデザイン

仕事中や通勤中のけが、共済の保険証は使えない?公務災害・通勤災害の補償を条文で確かめる

仕事中や通勤中のけがで、共済の保険証を出してはいけないと言われます。共済が治療費を持つのは「公務によらない」病気やけがだけだからです(地方公務員等共済組合法56条1項)。代わりに公務災害・通勤災害の補償から必要な療養がまるごと出ます。認定するのは職場ではなく基金や実施機関であること、休んだ日の休業補償が平均給与額の60%であること、寄り道が許される5つの用事、無許可の副業先からの移動が通勤に入らないことまで、地方公務員災害補償法を条文で確かめます。
公務員のライフデザイン

親の介護が始まったら、公務員は休める?「介護休暇」と「介護時間」を条文で確かめる

親の入院をきっかけに介護が始まったとき、公務員には有休とは別の休みがあります。まとめて休む介護休暇(国家公務員は通算6か月・3回まで)、毎日2時間まで抜けられる介護時間、年5日の短期の休暇の3つです。給料の減り方、共済の介護休業手当金、地方公務員の条例との違いまで、勤務時間法20条などを条文で確かめます。
公務員のキャリア・転職

公務員の在職中の転職活動、どこまでOK?「利害関係企業」への求職規制を条文で確かめる

公務員が在職中に転職先を探すこと自体は禁止されていません。ただし国家公務員と自衛官は、許認可・補助金・検査・契約などで自分が担当している会社への応募が原則できず、内定を承諾したら届出も必要です。地方公務員との違い、規制がかからない人、辞めたあと2年間の働きかけの規制まで、国家公務員法106条の3などを条文で確かめます。
公務員のライフデザイン

配偶者の海外赴任、辞めずについて行ける?最長3年の「配偶者同行休業」を条文で確かめる

配偶者の海外赴任が決まったとき、選択肢は「辞める」か「離れて暮らす」かの2つだと思われがちです。実際には、籍を残したまま最長3年休める「配偶者同行休業」という制度があります。無給であること、相手が外国にいることが条件であること、退職金の勤続期間から休んだ月数が引かれることまで、条文で確かめます。